麻酔を受けられる方へ <10>

病室に戻る

  • 全身麻酔では、病室に帰ってからも十分に覚めるまでしばらく時間がかかります。そのため、眠り続けたり、手足を意味もなく動かしたりすることもありますが、心配はいりません。
  • 局所麻酔では、病室に帰ったときには会話も可能な状態になっています。全身麻酔や鎮静薬(睡眠薬)を併用したときには、完全に覚めるまでに時間がかかることもあります。
  • 局所麻酔では、病室に帰ってからも麻酔が効いている部分がしびれたままのことがありますが、数時間で自然にもとに戻ります。
  • 手術や麻酔の種類によっては、麻酔から覚めた直後から痛みを感じることがあります。手術後の痛み止めの注射やお薬はあらかじめ準備されていますので、痛みを我慢しないで遠慮なく主治医や看護師にお伝え下さい。
  • 最近では、痛みが強くなった時に、患者さん自身で使用できる鎮痛法があります。硬膜外麻酔のカテーテル、または、点滴から痛みを和らげる薬が持続的に入っていて、それでも痛いと感じた時は、さらに自分自身でボタンを押すことで、痛みを軽くすることができます。この方法を自己制御型持続鎮痛法(PCA)といいます。ポンプの構造上、過剰に投与できないようになっておりますが、使用中に気分不快となることがありますので、その時はお知らせ下さい。
  • 手術後、とくに全身麻酔後は痰がたまりやすくなり、肺炎や、肺がつぶれた状態になる無気肺といった肺の病気を招いてしまうこともあります。防止のために、深呼吸や咳をしっかり行うようにして下さい。痛みのために深呼吸や咳を行いにくいときには、看護師や主治医、麻酔科医にお伝え下さい。痛みを和らげる工夫をして、深呼吸や咳を行いやすいように配慮します。

lastupdate20160210