を本格化した。一般演題やシンポジウム、委員会企画等への対応は叶わなかったが、配信した国内外招待講演・招請講演、共催セミナーは現地で収容不可能なほど数多くの聴講者を集めた。第67回学術集会はWEBの潜在力と対面の価値を考え直す機会ともなった。 2024年2月9日から11日の3日間、新宿京王プラザホテルにおいて、萬 知子大会長のもとICAPS 2024が開催された。ICAPS 2024は、日本麻酔科学会が、日本麻酔科医会連合、米国麻酔科学会、そしてAnesthesia Patient Safety Foundation(APSF;麻酔患者安全財団)と共同で大会主催者となり、日米およびアジアの麻酔の安全について協議した初の国際会議となった。APSFが提唱する「安全な麻酔の為のTop 10 priority」を軸としたすべてのセッションで、多国間・多職種間での活発な意見交換が行われ、Webでの参加も含めて687名と非常に多くの方に参加していただいた本会議は、まさにICAPS 2024のテーマである「Dawn of Anesthesia Patient Safety Worldwide」であり、麻酔における患者安全を文化として定着させるための第一歩となった。(森﨑 浩)・日本麻酔科学会・(中澤春政)安全な麻酔の為の国際会議2024 (ICAPS 2024) 開催年表1532024年2月
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