日本麻酔科学会 70周年記念誌
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トを、法的手順を遵守して正しく実施するために制定。2015年 指針改定。・宗教的輸血拒否に関するガイドライン2008年 宗教的輸血拒否に関する合同委員会(本学会および日本輸血・細胞治療学会、日本小児科学会、日本産科婦人科学会、日本外科学会)が、年齢別の対応、インフォームドコンセント、心理特性、判例などを発行。・安全な中心静脈カテーテル挿入・管理のためのプラクティカルガイド20172009年 麻酔科が日常的に行っている中心静脈カテーテルの留置と管理を標準化するために、麻酔器機・麻酔手技安全対策WG(坂本篤裕WG長)が初版発行。2017年 安全な中心静脈カテーテル挿入の手引き改訂WG(西脇公俊WG長)が改定。2020年 英語版発行[61]。・術前絶飲食ガイドライン2012年 本邦における安全な術前絶飲食時間の短縮に寄与することを目的に作成。・Awakecraniotomy麻酔管理のガイドライン2012年 限定されたエビデンスであるが、安全で適正に実施することを目的に制定。同年に日本Awake Surgery学会が「覚醒下脳手術ガイドライン」を公表。2022年 「覚醒下脳手術ガイドライン」の改訂版を本学会および日本脳神経外科学会と日本神経心理学会が承認する形で作成に関与。・抗血栓療法中の区域麻酔・神経ブロックガイドライン2016年 末梢神経ブロックと抗血栓療法の普及により、薬剤性の出血による合併症を回避して区域麻酔を行う基準が求められ、諸外国で発行されたガイドラインを参考に、本学会および日本ペインクリニック学会と日本区域麻酔学会の3学会が合同で作成。2017年 寄せられた質問への回答を中心に「追補版」を発行。2024年 3学会合同で改訂版WG発足。・MEPモニタリング時の麻酔管理のためのプラクティカルガイド2018年 MEPモニタリングガイドライン作成WG(川口昌彦WG長)が、運動誘発電位(MEP)をモニターしながら行う開頭術や脊髄手術での、適切な麻酔薬の選択や管理を標準化すべく作成。2020年に英語版発行[62]。・骨髄バンクドナーに対する麻酔管理2001年 制定。2011年、2014年、2019年、2020年 日本骨髄バンクと情報交換を行い改定。・危機的出血への対応ガイドライン発行。2007年 本学会と日本輸血・細胞治療学会が共同で発行、手術室に掲示するアルゴリズムポスターの作成、同年に改定。2013年 従来品よりも分子量の大きい膠質液が発売され、安全委員会がその利用状況を調査。適正使用とアルブミン製剤の不適切な使用を減少させる結果を報告(宮尾秀樹ら)[63]。・気道管理ガイドライン2014年 気道管理アルゴリズム作成委員会(磯野史朗委員長)が作成。麻酔導入時の気道管理のリスクを系統的にグリーンゾーン、イエローゾーン、レッドゾーンの3段階のアルゴリズムで明確に示し、HPでの日本語版と英語版[64]を発行。・悪性高熱症管理ガイドライン2016年 悪性高熱症WG(河本昌志WG長)がHPで発行。2017年 英語版発行[65]。・局所麻酔薬中毒への対応プラクティカルガイド2017年 局所麻酔薬中毒への対応ガイドラインWG(西川精宣WG長)が、ASRA (American Society of Regional Anesthesia and Pain Medicine:米国区域麻酔学会)やAAGBI (The Association of Anaesthetists of Great Britain and Ireland:英国・アイルランド麻酔科医協会)が制定した局所麻酔薬中毒に対するガイドライン56

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