中国・四国支部 第53回学術集

会長挨拶

中国・四国支部第53回学術集会 会長挨拶

会長:岡山大学病院 森松博史

日本麻酔科学会中国・四国支部第52回学術集会 を主催させていただくにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

今回の支部会のテーマは周術期管理とさせて頂きました。ご存じの方も多いと思いますが、岡山大学麻酔科蘇生科は2008年よりPERIOと呼ばれる周術期管理センターを立ち上げ、その活動を広げてまいりました。すでに8年を経過しその成果が問われる時期となっています。さらに日本麻酔科学会も周術期管理チーム事業を推進し、2016年には第3回目の看護師認定試験が行われるものと思います。このように周術期管理は麻酔科医にとって現在最も興味のあるトピックであり、本学会のテーマとして最もふさわしいと考えました。

現在プログラム企画を鋭意作成中ですが、特別講演や、企業共催セミナーなどは随分と決まってきております。しかるに学会の成否は皆様からの演題で決まると思っております。是非皆様からの多くの演題登録をよろしくお願いいたします。

近年欧州に始まったEnhanced Recovery After Surgery(ERAS)の流れはアメリカでPerioperative Surgical Home(PSH)と名前を変え広まっておりますが、周術期をチームでサポートするというメインコンセプトは何も変わっておりません。もともと日本でも言われているチームによる周術期管理に対するコンセプトを確固たるものとする学会となれればと思います。

2016年9月10日に岡山でお会いできることを楽しみにしております。