興味があったら期間等に関係なく自由に研修でき、基本的手技・知識の習得指導に指導医は熱心である。地域医療にも積極的に関与しているので都市部と地域の基幹病院について違いについても学べる。

鹿児島大学は研修先の選択が研修医主体ででき、興味のある病院／地域は自由に選択できる。麻酔科は全身管理や基本的手技を習得する目的で、1年目の研修で研修前期に研修希望する研修医が多い。多くは1〜2ヶ月での研修であるが、もっと知識や技術を活かしたい、さらにはより高度な実習を行いたいということで、研修期間を延長したり、2年目に再度研修先として麻酔科を選択する医師も多い。また研修期間中に全身管理に興味を覚えて麻酔科に入局する医師もいる。麻酔科は手術時に患者さんを眠らせるだけでなく、術中全身管理、集中治療、緩和、ペインクリニックのサブスペシャリティーもあり、生命を預かるスペシャリストである。