開催主旨
心肺蘇生法は1960年に、胸骨圧迫、呼気吹き込み人工呼吸、電気的除細動による心肺蘇生法が確立され、55年の歴史を経て、2015年10月15日にCoSTR2015と各国のガイドラインが同時に発表されました。この成果は、日本蘇生協議会(以下、JRC)を中心にアジア蘇生協議会(以下、RCA)が2005年に発足し、2006年に国際蘇生連絡委員会(ILCOR)に加盟したことによります。今回、JRC2015とともに、RCA設立10周年を記念して、アジアで共通の市民向けBLSガイドラインが作成されました。
日本麻酔科学会は、JRC理事学会として日本麻酔科学会員を含む約180名の専門委員が参加したJRCガイドライン2015作成にも大きく貢献しております。
第9回大会では、「新たに改訂されたガイドライン2015を学ぼう!」をテーマに、心肺蘇生の現状と将来を科学的に見つめ、新たに改訂された2015年のJRCガイドラインを皆さんとともに学ぶため、解説がなされる予定です。