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三重大学医学部附属病院麻酔科専門研修プログラム停止における日本麻酔科学会の対応(現状報告) 2020年10月23日


三重大学医学部附属病院麻酔科専門研修プログラム停止における日本麻酔科学会の対応(現状報告)

 
公益社団法人 日本麻酔科学会
理事長 小板橋俊哉

 
 
 10月16日、日本専門医機構は三重大学医学部附属病院麻酔科専門研修プログラムの一時停止を発表しました。その理由は、4月より研修プログラム責任者が自宅待機になっており、研修プログラムが機能していないことと、研修中の専攻医へのヒアリングにおいて、日本専門医機構専門医制度整備指針に則った研修が行われていないと考えられることです。日本専門医機構から弊会に対して、専攻医の移籍先について専攻医に不利益にならないよう協力要請があり、専攻医にヒアリングを行い、移籍先の検討、さらには日本専門医機構に対する要望書も提出致しました。

 厚生労働省からは地域医療提供体制の担保の観点から、弊会に三重県への麻酔科医の派遣について打診があり、対応を協議した結果、派遣可能であることを確認しております。しかし、十分な派遣人数ではなく、さらなる対応を協議しております。

 日本麻酔科学会として、今後も専攻医の研修体制ならびに三重県への医療提供体制につきまして日本専門医機構と協力し、協議して参ります。