生成AI(ChatGPTなど)を利用目的とした本学会著作物の使用に関して 2023年08月25日
生成AI(ChatGPTなど)を利用目的とした本学会著作物の使用に関して
理事長 山蔭 道明
学術委員長 川股 知之
学術委員長 川股 知之
会員の皆さまにおかれましては,日々の診療・研究・教育活動にご尽力いただき,感謝申し上げます.
さて,本学会では学術事業推進のため,筆記試験問題など本学会に著作権のある内容において,他者が学術目的に利用を企図した際には,その利用方法や内容を申請いただき,申請内容を事務局内で検討・承認した上で利用を認めてきた経緯があります.
この度,本学会の試験問題をChatGPTに利用した論文が機関誌に投稿され,常務理事会で審議いたしました.ChatGPT側は,収集したデータ等を利用していない,あるいは公開しないとされていますが,その信憑性や真偽のほどは,世界中の国や組織でも議論されているように不明な点が多く,その取り扱いに注意が必要であることは明らかです.
そこで本学会としては,審議決定された2023年度第2回理事会(8月25日)をもって,これ以降に生成AI(ChatGPTなど)を利用目的とした本学会著作物の提供を暫定的に中止しました.
ただし,この決定日以前に入手した学会の著作物を,この日以前あるいはこの日以降に論文投稿された際には通常の査読過程を経て,公正に論文採否を検討するよう,機関誌専門部会には指示しております.
会員の先生方には,ご理解いただきますようお願いするとともに,入手された本学会著作物の取り扱いには今後も十分ご注意いただきたく存じます.
以上