麻酔を受けられる方へ

麻酔を受けられる方へ <1>

麻酔方法の種類

全身麻酔と区域麻酔をそれぞれ単独で行う場合と、両者を併用するときがあります。
また、手術中の全身状態に応じて麻酔法を変更することもあります。
患者さんごとに、担当の麻酔科医が最も安全と考えられる麻酔法を選択します。

一般に、小手術では区域麻酔を、腹や胸、脊椎、顎・顔面、脳の手術では全身麻酔を用います。
また、へそから下の手術(婦人科疾患、虫垂炎、痔、下肢の骨折)には、区域麻酔のうち、 脊髄くも膜下麻酔や硬膜外麻酔を単独で用いることが多いですが、全身麻酔と併用することもあります。

小児では
小児では通常、全身麻酔で手術を受けていただきます。 手術に対する不安や恐怖心を取り除き、眠っている間に手術が終わるようにするためです。 しかし、理解の良いお子さんで手術時間が短い場合には、区域麻酔を選択することもあります。