麻酔博物館 : The Japanese Museum of Anesthesiology

麻酔博物館 : The Japanese Museum of Anesthesiology

館長挨拶

手術を受けるときに、麻酔は必須の要件です。しかし、麻酔がなかった時代があるのです。 また、現在行われている脳や心臓、肺の手術ができるようになったのは、全身麻酔の進歩があったからです。 麻酔の進歩なしには、手術の発展はなかったと言えます。
日本麻酔科学会は1954年に設立されました。モートンがエーテル麻酔の公開実験を行ったのは 1846 年で、 日本ではそれよりも 40 年程早い 1804 年に華岡青洲による全身麻酔が行われましたが、 明治以降の日本の医学界において麻酔はほとんど顧みられてきませんでした。このような状況を打破したのは、 第二次世界大戦後の 1950 年に行われた日米連合医学教育者協議会での Dr. M. Saklad の講演でした。 その後、吸入麻酔薬や静脈麻酔薬などの麻酔薬、麻酔器や人工呼吸器などの機器、 心電図やパルスオキシメータなどのモニターの進歩に支えられて、麻酔科学は発展してきました。 また、他学会に先駆けて本邦初の専門医制度を作り上げてきました。
麻酔科医の仕事は、手術中痛みを感じさせないだけでなく、意識のない術中の患者さんに変わって、患者さんの命を守ることです。 また、麻酔科の守備範囲も集中治療・救急領域、ペインクリニック/緩和領域に、専門領域としての小児麻酔や心臓血管麻酔、 産科麻酔へと広がってきました。近年麻酔科医が医療安全に果たす役割の重要性が認識されるにつれて、 社会から一層の活躍が求められてきています。
日本麻酔科学会では、これら日本近代麻酔史に係る貴重な資材・資料の収集、展示を目的として、 2009 年 8 月に日本医学会の中で初めて「麻酔資料館」を開設しました。さらに 2011 年 5 月には「麻酔博物館」として、 内容を充実・拡大いたしました。麻酔博物館の開設は広告塔的存在となり、 また麻酔の歴史を目で見ることが出来るようになったことで、全ての会員に麻酔の歴史に対する認識が培われたように思います。 さらに、公益社団法人として一般市民にも公開をしており、国民への麻酔科学の啓発に寄与しております。
この度、2021 年に第 10 回国際麻酔学史シンポジウム(ISHA)が、 神戸で行われる第 68 回日本麻酔科学会学術集会と同時開催されることが決まりました。 博物館の存在は、国際麻酔学史シンポジウムの誘致には必須の存在でありましたし、 2021年は麻酔博物館が開館して以来10年目を迎える記念すべき年でもあります。 また、国外の医師にも、日本の麻酔史を知ってもらう良いチ ャンスを得ることになりました。 世界の麻酔史研究の推進に一役を担うことが出来ることを期待すると同時に、 日本の国民の皆さんや多くの麻酔科医に麻酔史の意義を理解してもらい、興味を持ってもらうチャンスにしたいと考えております。
日本の麻酔の歴史を後世に伝え、国民の皆さんが麻酔に対する理解を深めるために、常に進化を続ける博物館造りに努めたいと思います。

館長 武田純三

設立の経緯・沿革

2007 年 5 月 29 日 理事会で麻酔博物館委員会の設置を決定
2007 年 7 月 28 日 第1回麻酔博物館企画委員会開催
2009 年 8 月 7 日 マスコミを対象とした内覧会を開催
2009 年 8 月 16 日 『麻酔資料館』開館
2011 年 5 月 19 日 『麻酔博物館』開館:展示スペースを1.5倍に拡充
公募により水谷 光先生の図案をロゴマークとして採用

館長

2010 年 5 月 釘宮豊城
2016 年 5 月 武田純三

所蔵品

●機器・器具
●書籍・雑誌
●文書等資料
寄贈品を随時募集しております。

館内案内図

館内案内図【PDF】

ご利用案内

開館日
平日(月~金)
開館時間
10 : 00 ~ 17 : 00
対象
公益社団法人日本麻酔科学会の会員を主としておりますが、
一般の方もご覧頂けます。
アクセス

寄贈のお願い

「麻酔に関連した」貴重な品々がありましたら、麻酔博物館への寄贈にご協力ください。
もし寄贈いただけない場合でも、コピーや写真をご提供ください。

寄贈対象品
a. 麻酔科学関連の資料、書籍・雑誌、器機・器具等で、寄贈可能なもの。
b. 麻酔科学関連で、ご自身がご執筆された書籍。<

現在探している寄贈品

寄贈してくださる方へ

ご寄贈いただいた資料の取扱いは、麻酔博物館に一任させていただきます。
1.寄贈対象は原則として、麻酔科学に関連した資料となります。
2.寄贈していただくか否かは、館員ボードで決定させていただきます。
3.寄贈の申請は以下のフォームからお願いします。

ご寄附のお願い

本博物館の開館、運用にご賛同いただき、ご支援いただける諸団体、諸会社、会員、個人の方がおありでしたら是非、 下記連絡先までご連絡ください。

日本の医学史研究にも貢献できるような博物館を目指し努力いたしますので、是非ともご協力の程、お願いいたします。

連絡先
公益社団法人 日本麻酔科学会
お問い合わせ

寄附金には税制上の優遇がございます
2011年4月1日に日本麻酔科学会は「公益社団法人」に移行し、寄附優遇の対象となる特定公益増進法人となりました。 個人の場合は、特定寄付金として一定金額まで寄付金控除が認められ、法人の場合は、 一般の寄付金の損金算入限度額とは別に、別枠の損金算入限度額が設けられています。

寄附金優遇措置の概要
優遇措置の詳細は、所得税については税務署へ、個人住民税についてはお住まいの市町村へお問い合わせください。
【個人の場合】
 詳細は、こちらをご覧ください。
【法人の場合】
 詳細はこちらの「法人が支出した寄贈金の損金算入」をご覧ください。