バクスター スープレンの気化器内黄変
【2017年09月15日】
公益社団法人日本麻酔科学会
安全委員会
<製品名>
バクスター 吸入麻酔薬 スープレン
<事象>
全身麻酔中、ドレーゲル気化器D-Vaporにスープレンを補充した後、薬液残量確認窓内の薬液が薄黄色に変色していることに気づいた。
<原因>
バクスター社からの説明では、スープレン容器の施栓系シーリング材に含まれるジブチルヒドロキシトルエン(BHT)が本剤と接触することにより微量に溶解し、気化器内で蓄積するために変色するとのことである。
<対応>
バクスター社からの説明では、薬液内に溶解したBHTは気化器内で気化されることはなく、気化器の作動や患者への健康被害の問題はないとのことである。
詳細は報告書をご確認ください。