安全への取組み

ミズホ株式会社 手術台 VACB 3006B の作動 不良 に関して

【2022年8月25日】
公益社団法人日本麻酔科学会
安全委員会

<製品名>
製品名:「手術台 VACB-3006B」
使用年数:1年

<事象>
手術前に手術台の縦転・横転操作ができず、ブザーが鳴った。
予備スイッチでの操作や電源の入切にて復旧を試みたものの、改善には至らなかった。

<原因>
調査結果より、作動不良の原因は、手術台のテーブルトップのスライドを固定するリニアクランパに不具合が発生したものと推定。リニアクランパの不具合の原因については、以下の可能性が考えられる。
・手術台バッテリー残量の低下
・電源コードまたは電源プラグの劣化
・テーブルトップへの物理的な衝撃

<対応>
手術台を使用する際は、以下の事項について確認する。
・手術台のバッテリー残量が充分であること
・電源コードの導線の露出や電源プラグの破損などがないこと
・操作ボックスによる縦転・横転操作が正常に機能すること

当該事象が発生した場合、リニアクランパの交換または修理が必要。購入店またはメーカーテクニカルサービス部門までご連絡ください。

詳細は報告書をご確認ください。


《ミズホ株式会社》(2022年8月)